著者 北村拓也

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残業時間を増やすのは、生産性を落とす方法である。書評:「デッドライン」

ソフトウェアのプロジェクト管理の法則を、上質な小説を楽しみながら学ぶことができる書籍「デッドライン」。

初っ端から、人を対象としない管理は、「管理ごっご」であると痛烈な警告を与える主人公。

正しい管理の4つの本質が下記である。

  1. 適切な人材を雇用する
  2. その人材を適所にあてはめる
  3. 人びとの士気を保つ
  4. チームの結束を強め、維持する

確かに、ソフトウェアではないが会社の経営者でも採用の重要性を語る人は多い。

私が採用にかけている時間は、他の経営者の方と比べても多い方だと思います。
毎年200名くらいの最終面接を行っていますし、当社のすべての新卒採用セミナーで会社についてプレゼンするようにしています。
時間があれば、内定者懇親会や研修にも顔を出します。
『ベンチャー通信28号』(2007年11月号) サイバーエージェント 藤田社長

他にも、ソフトウェアのプロジェクト管理における重要な示唆が、随所に散りばめられています。

各章の最後に主人公のノートと言う形で、まとめが紹介されています。

いくつか抜粋します。

安全と変更

変更は、あらゆるプロジェクトの成功のために必要不可欠である。

負の強化

どれほど強い脅しをかけても、最初に割り当てた時間が足りなければ、やはり仕事は完成しない。

面談と採用

新しく採用した人材には、一回は実証済みの能力レベルのプロジェクトを任せ、本当に目標を拡大するのは次回とする。

短期的に生産を高める方法など無い。

優れたプロジェクトは、設計に費やす時間の割合がはるかに高い

残業時間を増やすのは、生産性を落とす方法である

理想の人数配分は、プロジェクト期間の大部分を少人数のコア・チームで行い、プロジェクトの終盤に人数を大幅に増やす。

上記の理由は、プロジェクトの初期に人数が多すぎると、プロジェクトにとって重要な設計作業を省略することになるからです。

なぜ省略することになるかと言うと、プロジェクトメンバー全員に何かしらの仕事を割り振らなければならないからです。

結果として、不十分な設計で割り振るため、人や作業グループ間のインタフェースを最小化できないことになります。

この様に、いくつか抜粋しただけでも学びの多い書籍であることがわかります。

主人公が大規模なプロジェクトを管理する過程を、エピソードと共に体験しながら学べるため納得感があります。

プロジェクト管理の第一歩として本書「デッドライン」はオススメです。

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